おすすめ歴史本5選☆断捨離を生き抜いた本たち☆
こんにちは、キャメル🐪です。
先日の記事で、本の断捨離を取り上げたのですが、
どうしても捨てられなかった本の紹介です。
投資本や仕事関係の本は結構バッサリ捨てました。
読みたくなったら、再購入したってしれてますよね。
でも、この子たちは捨てられませんでした。
図書館にも置いてあるから借り出せばいいよ!って思いもあったけど、
やっぱり手元に本として持っときたい!って思わせる本たちです。
今日は歴史本です。
①ローマ人の物語 塩野七生著 全15巻
1992年から毎年一巻づつ発売されました。
発売当初から、毎年心待ちにしながら15年間至福の時を過ごしました。
ちょっと大げさですね。ハイ
古代ローマというと、軍事的・強権的というイメージがあったんだけど、
やはり何世紀にもわたって、
地中海世界で覇権を握っていたのにはそれなりの理由があります。
強権だけでは持ちませんよね!
女史はその成り立ちから終焉までを事細かに綴っています。
自分は古代ローマフリークなので頑張って全部読みましたが、
やはり帝政ローマの成立までが突出して面白いですね。
イタリア半島統一(Ⅰ) ポエニ戦争(Ⅱ) カエサルの登場(Ⅳ~Ⅴ)
②蒼き狼 井上靖著
これは古い本ですね 1964年発売です。
古代ローマが古代世界最強の軍隊だとすれば、
モンゴル・ウルスは中世世界最強でしょうね。(個人の感想です)
それを率いたチンギス・ハーンの一生を情緒豊かに描いています。
何度読み返しても、血沸き肉躍るって感じです。
全一巻373頁なので、ゆっくり読んでも一日で読めます。
③項羽と劉邦 司馬遼太郎著
これは紹介するまでもないのかな?
秦末の動乱から漢王朝の成立までの物語。
当然、項羽と劉邦が軸になるのですが、群像劇ですね。
司馬遼太郎は物語の中で阿呆を作って、
「坂の上の雲」だったら乃木希典とか、「国盗り物語」だったら土岐頼芸とか…
土岐氏の子孫を知ってるけど、著者にはあまり好意的じゃあないですね。
それとの対比で主人公を光らせる手法を使います。
本作でのそれは劉邦ですよね。彼を取り巻く天才たちが際立ちます。
司馬史観についていけないところがあって、あまり読まなくなったんだけど、
これは別格! 遠い国 遠い時代の物語だからでしょうか?
④三国志 吉川英治著
北方健三さんのほうが有名なんですかね?
私は断然、吉川英治の三国志 きらびやかな文体が好きです。
三国志演義は正史より信憑性が低い評価だけど、どうなんですかね?
面白ければよくないですか?
正史だって西晋の陳寿が書いたんだし…
時代背景は、
統治能力を失った漢王朝に代わって中原に覇を唱えた曹操と、
劉氏の血を引き(遠い親戚の)王朝交代はまかりならぬっていう劉備と、
中原の支配なんてヤダ!っていう南方の豪族連合体の代表孫権が、
王冠を目指して相争うまさしくゲーム・オブ・スローンですね。
日本人は判官びいきだから劉備集団大好き! 自分も大好き!!
でも、ゲームだったら断然「魏」をもちます。
武将の活躍に目が行くんだけど、民衆にとっては凄惨な時代です。
だって、一説によると人口が十分の一になったって言われてる。
もしも、あの時代を生きてたら、
つまらないエゴは捨てて、協力して平和な世の中にしてよ!って思います。
現実には三国相克して消耗し、それにつけこんで五胡が乱入し、
長い長い戦乱の世が続くわけだけど…
⑤隋唐演義 田中芳樹著
これは少しマイナーですかね?
三国時代から続く五胡16国時代を制して中国を統一したのが隋
2代皇帝煬帝の失政で混乱したのにつけこんで帝位を簒奪した唐。
盛唐の終わり 安史の乱が終焉するまでが語られています。
○○演義とあるように大衆娯楽小説…こむつかしく考えず楽しみましょう!
やはり李世民! 中国歴代皇帝の3本の指に入るでしょう。
まあ、兄弟殺しとか、酷い事もやっているんだけど…
これも群像劇
前半は、個性豊かな武将たちが活躍。
後半では、中国歴代唯一の女帝「則天武后」や「楊貴妃」も登場します。
昔は、歴史小説って真に受けてました。(笑)
そのうち、それって物語じゃん!ってガッカリして読まなくなりました。
最近は、それをふまえて楽しんでいます。
それではまた・・・🐪